大森靖子とkekkonしました

曲のタイトルはkekkonですが、今回は結魂にて書きますね、魂を結ぶ、はじめてこの言葉が出たのはいつでしょうか、個人的には赤いクリスマス直前のイメージが強いです。実際には47都道府県ツアーだったのでしょうか。いつ魂がどう結ばれたか、そんなことを思いながら書いてます。

そもそも魂について、色んな解釈があると思うので、まずは自分自身の結ばれた魂の姿を考えたいと思います。魂ってつく熟語はいっぱいありますね。霊魂とか、商魂とか、鎮魂とか、一球入魂とか。今回は宗教観や死生感とは離れて、心を構成するものとして考えたいと思います。いわゆる燃える闘魂みたいな文脈で登場するやつですかね。魂が揺さぶられるとかでもいいかも。

心ってものも抽象的で難しいですね。喜怒哀楽的な感情を示したり、思考そのものを差す場合もあれば本能とか理性とかの時もあります。この心という括りのなかでも魂は色んな解釈があると思いますが、たとえば先述の闘魂というワードから考えると、ファイティングスピリット、心構えとか闘志とか言い換えができますね。ダメージを受けたとき生存本能的にはダメージを避けようと考えるけれど、そこを超えて闘おうとするには意志や根性がないと闘えないですからね。

そう考えると志とか信念とかっていうものは、この文脈での私の心の魂感にわりと近いかなと思います。

信念とか書くと大層に聞こえますが、自分で心に決めてやりぬくものとか、単に行動理念ともいえますかね、精神面におけるとても大切なエリアのつもりです、私の魂。私の美学。私の行動規範。たけおスピリッツ。そんな魂を大森さんと結したかなと思ってます。

さて、大森さん側の魂ってのはどこなんでしょうか、はっきり言えば大森さんの場合、ステージに立つ大森さん存在自体が基本的に魂だと思います。エネルギー体としての抜き身というか真剣というか、そんな状態。こっちの場合はもはやスピリチュアルな部分まで孕んだまではありますね。魂そのものなので聞き手の魂を揺さぶるすごいパフォーマンスとなるのです。

ここの魅了をもう少し分解していくと、色んな側面が見えます。ここは書き出すとだいぶ長くなるので簡潔に書きますが、考え方歌詞面、パフォーマンス面、ファンへの愛情面、その辺りが三位一体となってすごい感動を生んでくれるわけです。

特に私はライブでの、そのパフォーマンス面とファンへの愛情面に強く強く惹かれています。その時々の思いを歌やダンスやギターとMCにのせて届けてくれるのですが、それがまた圧巻です。そもそもがエネルギー体=魂となっているステージ上の大森さんが、ライブにおいては全てを見せようと様々な感情が入り混じった、まさに魂のこもったパフォーマンスをしてくれて、客席に届いた時、これはまさに魂が我々の身に届いたと感じるような感動を与えてくれてます。ここでいう全てってのは本当に全てです、その時における全て、各方面の色んな全てが込められていますね。

感動ってのは心が動くことで、これは一時的な感情も動くとは思うんですけど、大森さんのエネルギーが非常に強烈かつ方向性があるので、先述の私の魂エリアにも強く影響を与えました。価値観の変化、大森さんの魂と結ばれたことにより魂の格があがったというか、大森靖子を内包したおおたけおの魂が完成したというか、そんな状態になったわけです。

同時に心を預けてしまったところもあり、話せてしまうなという距離感を用意してくれることもあり(ライブでチェキを撮る環境やDM送りやすさなど)墓場まで持っていくつもりの秘密も共有してしまったりもしてしまいました。そういう意味でも魂は結してるかもしれません。情念も深いですしね。

そんなわけでここまでで、

①魂がこもったライブをみたわよ

②私の魂まで変わっちゃったわよ

③おかげで私の心も預けちゃったわよ

という話になるんですけど、ここから先はさらにその深度の話になってきます。

47都道府県ツアーはだいぶたくさんの会場へ足を運んでしまいました。当初はナナ箇所くらいかなーのつもりが気づけば21箇所22公演。先述の通り大森さんはその時々で全てを見せてくれるようなライブをしてくれます。47都道府県ツアー、喉の不調、炎上対応など色んな苦労を重ねながら回っていた姿を見てきました。大変なときもまた素晴らしいライブをされます。聴きに来てくれている客のことを思って歌ってくれる、そこで感じる魂の重なり。ライブに行けば行くほど重なっていたように感じます。なんなら感情をすべて見て取れると錯覚までできたくらいの深度までライブを見続けてました。

滋賀のどぶ川事件、このタイミングは一つ大きな契機だったなという感じはします、今はAD世界線、つまり、アフターどぶ川の世界線です。アフターどぶ川っていうのは、様々な点であると思いますが、一番わかりやすいのは最近のナナちゃんのツイート、と思って引用しようとしたら消えてしまってましたのでこの話は無しにしましょう。今はただただ大森さんへ幸せだけが降り注いで欲しいの気持ちですね。

個人的には前回ツアーで一番魂が繋がったのは、島根での弾き語りとAD世界で言うと静岡です。この時間において間違いなく私は大森靖子とkekkonしました。当然他のライブも他の時間も魂に結びつきはありましたが、ここが一番kekkonでしたね。

最近で言うと阿智村の初日のミッドナイト。あれが狂おしく良かったですね、あれもkekkonしていたかもしれません、こうやって短期的なkekkonと書くと、本来の趣旨とは違うかもしれませんが、こういったライブで歌を聴いて大森さんの思いを聴けた瞬間、これは何事にも変えがたい楽しみがありますね。そんなライブを見た後は本当にエネルギーをもらえて、日常を生きていく活力がとても湧きますし心も湧きます。私と大森さんとナナちゃんと、そういった瞬間がある空間はやはりライブなので、早くライブに行きたいです。私と大森さんとナナちゃん、良い響きですね。

kekkonという歌はいつ作られたのでしょうか。とても気になりますね。この曲が入るアルバムがkintsugi、シンガーソングライターにしてもカウンターカルチャーにしてもkintsugiに入る、感じるものがありますね。kintsugiそれは壊れたものを金で継ぐもの。1曲1曲大森さんのことを示す歌を歌うことによって、ピースが埋まっていくのでしょうか。儀式めいたものも感じますね。魂には形があるのでしょうか、大森さんの気高く美しい魂は見えているつもりです。kintsugiの完成を待ちたいと思います。

大森さんと魂が繋がる、そんな瞬間をもっと味わいたいものですね。